2020.4.23
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アルファ ロメオの魅力を語っていただくオーナーインタビュー。今回ご紹介するのは、4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオのオーナーである宇塚さん。アルファ ロメオを2台持つことになったきっかけやその魅力について語っていただいた。

たまたま同時に納車された2台

待ち合わせ場所に最初に現れたのは黄色い『4C Spider(4C スパイダー)』、続いて赤い『Giulia Quadrifoglio(ジュリア クアドリフォリオ)』だった。今回お話を伺った宇塚さんはこの2台のオーナーなのである。

DSC_9607-Edit アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

最初に契約したのは4Cスパイダーだった。
「今から4年ほど前に関越のサービスエリアで見かけて、“あ! これいいな、いつかは欲しい”と一目惚れしたんです。その後、巡り巡ってチャンスが来て、その時に107周年モデルが出るというタイミングでしたので、“これだ!”と思って注文しました。それが2017年の5月、納車が2018年の2月でした」とその時のことを嬉しそうに話す。

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その後、乗っていた日本車のセダンが不幸にも事故にあってしまった。ちょうど車検のタイミングでもあったので同じようなセダンに買い替えを検討。
「4ドアセダンというボディタイプは使い勝手も含めてよいので絶対条件でした。そこでジュリアに試乗し、購入を決定したのです」こちらも納車が2018年2月になり、期せずして同時にアルファ ロメオ2台のオーナーになったのだ。

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▲Alfa Romeo 4C Spider

DSC_9570-Edit アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

デザインにもこだわりを

4Cスパイダーについて宇塚さんは、「とにかくスタイルに惹かれました。そこからいろいろ調べていったのですが、カーボンモノコックのクルマなんて他にはそうないでしょう。もともと小さなスポーツカーが好きでしたから、もうこれしかないと思いました」と心の底から魅せられている様子だ。
そして、「スパルタンでストイックなところも魅力です。パワステもないですしね」と走ることに徹しているところも宇塚さんの琴線に触れたようだ。

DSC_9632 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

一方のジュリアは、「4ドアセダンのドイツメーカーのクルマなども見たのですが、パワーがあって値段がリーズナブル。それなのに、カーボンルーフにカーボンボンネット、プロペラシャフトもカーボン製とこだわりが満載です。そこでジュリア クアドリフォリオを選びました」という。
「え? 普通のジュリアでもいいのではって? せっかくですからパワーもあるクアドリフォリオの方がいいじゃないですか(笑)」

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▲Alfa Romeo Giulia Quadrifoglio

DSC_9581 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

クルマを2台持つご家庭は決して少なくはない。ただ、どちらか一方が走りに特化したスポーツカーである場合、その一方は大人しい実用的なクルマになりがちだ。しかし宇塚さんはそこにもこだわりを持っていた。「(ジュリア クアドリフォリオは)カーボンを多く使い、またパワーもたっぷりあります。そのパワーは使わなければいいだけの話で余裕として取っておけばいいのです。またエンジンはフェラーリ出身のエンジニアの手で開発されたといわれているところも大きな魅力ですね」とのこと。

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また、デザインに関しても、「ちょっとおしゃれでなかなかいいと思います。最近の流行りの薄眼みたいなヘッドライトも好きですね、そこも魅力です。そして、縦のグリルはアルファ ロメオのアイデンティティを感じます」と話してくれた。

DSC_9548 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

DSC_7686 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

2台を使い分けて充実したアルファライフを

宇塚さんはとても多趣味である。サーキットはもちろん、カートも走らせているという。そしてもうひとつの趣味はダイビングで、こちらは奥様と一緒に楽しまれている。
「普段の買い物などはジュリアですし、カートのレースなどに行く時は荷物が多いのでこの時もジュリアですね。妻とダイビングに行く時もそうです」と完全に足として宇塚家を支えている様子だ。

75539978_1796277067183022_3865065671243071488_o アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜
▲愛車の4Cスパイダーとサーキット場にて(写真協力:宇塚吉幸)

一方の4Cスパイダーは、「サーキットに走りに行く時に乗っていきます。また、ドライブやツーリングなど、どちらかというと走りメインの時は4Cスパイダーですね。サーキットは一人で行きますので、助手席に荷物を置いています」と使い分けている。また、4Cスパイダーは購入時からサーキット走行を視野に入れていたことから、納車後すぐにブレーキパッドやシートなどを交換。それで袖ヶ浦フォレストレースウェイや富士スピードウェイを堪能している。
宇塚さんは、「袖ヶ浦の方がクルマのサイズに合っているように思います。一方で、富士スピードウェイはストレートが長い(ので飽きそう)ですが、コーナーが大きいので安心して走ることが出来ますね」とその印象を語る。

75332747_1796278753849520_8129900614860668928_o アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜
▲愛車の4Cスパイダーでサーキット場を疾走する宇塚さん(写真協力:宇塚吉幸)

このように2台のアルファにぞっこんの宇塚さん。奥様はどう思われているのだろう。
「昔からこういうクルマにばかり乗っていたのでしょうがないなという感じでしょうか。結構一緒に乗りますが、特に何もいわないですよ。実は最初のデートは軽のスポーツカーで箱根に行きました。そうやって鍛えているので、どんなクルマでも平気です(笑)」と寛容な様子だった。そして、「夫婦二人ですし、妻もフルタイムで働いているのでアルファ ロメオを2台持つことが出来ています」と感謝の念も忘れてはいなかった。

おっ!と思わせる通のブランドと名前の響きが魅力的

さて、宇塚さんはどうやってアルファ ロメオを知ったのだろう。
「小学生の時に学級文庫にクルマのレースの本があったんです。その中にアルファ ロメオが出ていて、そこで名前を知りました。その後もクルマ雑誌などはよく読んでいました」とそのころから縁があったようだ。

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その魅力は、「デザイン、フォルムがいいですね。これはドイツ車にはない魅力です。それからドイツ車ほど走っていない希少性もありますね。それほど多く見かけませんので目立つところも良いと思います。人と違うものに乗っている、同じものには乗りたくない、自分の個性が表現出来るみたいなところが魅力です」という。

DSC_9557 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

また、「アルファ ロメオというプランド自体の名前の響きや、イメージも(クルマをよく)知っている人からは“おっ!”と思わせ、一目置かれるようなイメージがあります。それから名前も、ジュリアやジュリエッタというように、数字などの記号ではなく“ペットネーム”なのも、イタリア人はおしゃれだなと思います」とのことだった。

夏の北海道へ4Cスパイダーでツーリング

これからの宇塚さんと2台のアルファ ロメオについて聞いてみよう。
「4Cで夏の北海道へツーリングに行ってみたいですね。実は昔からやってみたかったことなのです」

DSC_7610 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

そしてジュリア クアドリフォリオでは、「既にいろいろ行っています。高知や鳥取、島根には行きましたので、結構遠出もしています。高知に行った時ですが、行きがけは1泊でしたが帰りは泊まらずにそのまま真っ直ぐに。大体1,200kmほどでしたが全く疲れませんでした。いまのクルマですからアクティブクルーズコントロールもついており、とても楽でした」と既にグランドツアラーとしても活躍していた。

DSC_7688 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アイディアルペアの4Cスパイダーとジュリア クアドリフォリオとの生活〜

時には一人で、時には奥さまと二人でアルファ ロメオライフを満喫している宇塚さん。ダイビング用具を積んで海に、あるいは旅行に、さらに普段の買い物にも、宇塚家の大切な一員として確固たる地位を築いているジュリア クアドリフォリオ。そして、デザインとその性能に特化した4Cスパイダーは宇塚さんを虜にし、サーキット走行などで宇塚さんの所有欲を満足させているようだ。そして、その陰にはそんな宇塚さんを温かく見守っている奥様がいらっしゃる。まさに、この2台は宇塚家にとってのアイディアルペアなのである。

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今回登場したクルマ

Alfa Romeo 4C Spider

【主要諸元】
全長:3,990mm/全幅:1,870mm/全高:1,190mm/乗車定員:2名/エンジン種類:直列4気筒 DOHC 16バルブインタークーラー付ターボ/総排気量:1,742cc/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/最高出力:177kW(240ps)/6,000rpm[EEC]/最大トルク:350Nm 35.7kgm/ 2,100 – 4,000rpm [EEC]/駆動方式:後輪駆動/全国メーカー希望小売価格¥8,650,000(消費税込)※価格は2020年3月25日現在の価格です。

Alfa Romeo Giulia Quadrifoglio

【主要諸元】
全長:4,635mm/全幅:1,865mm/全高:1,435mm/乗車定員:5名/エンジン種類:V型6気筒 DOHC 24バルブ インタークーラー付ツインターボ/総排気量:2,891cc/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/最高出力:375kW(510ps)/6,500rpm[ECE]/最大トルク:600Nm 61.2kgm/2,550rpm [ECE]/駆動方式:後輪駆動/全国メーカー希望小売価格¥11,530,000(消費税込)※価格は2020年3月25日現在の価格です。

Text: 内田俊一(Shunichi Uchida)
Photo: 安井宏充(weekend.)

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