2021.1.26
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アルファ ロメオの魅力を語っていただくオーナーインタビュー。今回ご紹介するのはジュリエッタのオーナー廣木さん。最初に手にしたアルファ ロメオはブレラ。以来、ジュリエッタ、ステルヴィオと乗り継いできた廣木さんは、いま、2台目となるジュリエッタにお乗りだという。なぜ一度手放したジュリエッタに再び乗ることになったのか?彼女がアルファ ロメオを選び続ける理由について訊いた。

北関東最大の都市、宇都宮市。古くから自動車愛好家が多いことで知られ、輸入車が暮らしのなかに根付いている街だ。その市街地が開けた田園風景へと変わり始める街道沿いに、広々とした敷地を確保してショールームを構えるアルファ ロメオ宇都宮。今日はそこで、ファイナンシャルプランナーとして活躍する廣木さんにお話を伺う。最初に手にしたアルファ ロメオはブレラ。以来、『Alfa Romeo Giulietta(アルファ ロメオ ジュリエッタ)』、『Alfa Romeo Stelvio(アルファ ロメオ ステルヴィオ)』と乗り継いできた廣木さんは、いま、2台目となるジュリエッタにお乗りだという。果たして、約束の時刻に駐車場に着いてみると、その一角に、目にも鮮やかなブルー・メタリックに輝く『Giulietta Veloce(ジュリエッタ ヴェローチェ)』が停められていた。

DSC4429-Edit アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アルファ ロメオに元気をもらう毎日〜

アルファ ロメオに恋をした

「赤が似合うクルマといったら、アルファ ロメオだよ。ある日、友人がそう話してくれたんです。同じ赤でも、その赤が違うんだよって」と廣木さん。「それならば、アルファ ロメオというものを見に行ってみようと思って、アルファ ロメオ宇都宮に足を運びました。その時、ショールームに置いてあったのはアルファ147でした。ほかのモデルも見たいと思って、もう一度訪ねたんですが、そこで目にしたのが、ブレラ。一目惚れでした。あのスタイリング、とくにリア周りの形がすっかり気に入っちゃったんです」
廣木さんは、アルファ ロメオとのなれ初めを思い起こして、そう語る。

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そして、ブレラだけでなく、説明してくれたセールス担当も印象的だったという。「とてもクルマに詳しい方で、アルファ ロメオだけでなく、さまざまなクルマ、輸入車について話してくれました。なにより印象的だったのは、ほかのクルマをけなしてアルファ ロメオを誉めそやす、みたいなことが一切無かったことです。これはこんなところがいい、あれはこんなところがいいと真摯に、客観的にクルマを語る。輸入車にとくに詳しいわけではない私に丁寧に説明して、その世界を俯瞰できるようにしてくれました。そうした上で、アルファ ロメオがどのような特徴をもったクルマなのか、どんな良さを備えているのかということをわかりやすく教えてくれたんです。私も、ひとと話をするのが仕事みたいなものですが、通り一遍のセールストークとは違うスタイルに心動くものがありました」と、廣木さんはまるで昨日のことのように思い出す。

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▲廣木さん

「家に帰っても、頭のなかはブレラのことばかり。もう欲しくて欲しくて仕方がない。どうしたら手に入れられるか。賢く買う方法を考えるのが仕事ですから、職業上の知識を活かして、リース形態で手に入れました。今のようにどんなクルマでもリース契約が可能な時代ではありませんでしたけれど、そうやってブレラを手に入れたんです。3.2V6 Q4のMT仕様、左ハンドル。もちろん、色はアルファ レッドにしました」
自動車開発の仕事に携わっていたご主人は、それまでずっと日本車の高性能スポーツ・モデルを乗り継いでいたそうだが、廣木さんが惚れ込むブレラに触れるうちにその虜に。あちこちに手を入れて楽しむようになり、そのブレラは、いまはご主人に引き継がれているそうだ。

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▲廣木さんのご主人に引き継がれたというブレラ

赤いスポーツカーに乗る夢

ご主人がブレラに入れ込む傍ら、止むなく仕事の足として国産コンパクトカーを増車して乗った時期もあったそうだが、子育てが一段落した頃、自分用にもう一度アルファ ロメオを手に入れることを決意した廣木さんは、ジュリエッタを購入する。「1.4ターボ・エンジンのモデルです。もちろん色は赤にしました」という廣木さんに、どうして赤がそんなにお好きなんですか?と尋ねてみた。
「子どもの頃、お友達のお母さんが真っ赤なスポーツカーを颯爽と走らせて学校へ迎えに来るのを見たんです。カッコいいなぁと無性に思いました。私の母は着物姿の和装でしたから、その違いに愕然としました。あんなふうに素敵な女性になりたいなぁという憧れを抱いたものです。それからなんでしょうね、赤いクルマが好きになったのは」

いやいやどうして、凛とした佇まいといい、一歩一歩切り開いてここまできたであろうお仕事といい、どこへでもアルファ ロメオで駆けつけるスタイルといい、憧れを現実のものとしている廣木さんではないか。とは、気恥ずかしくて面と向かって口にはしなかったけれど、自ら会社を持ち、個別相談に応じるだけでなく、セミナー講師や執筆活動、後進の育成にも励む廣木さんは、上級ファイナンシャルプランナーとしてだけなく、終活アドバイザーとしてもご活躍されているご様子だ。

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ステルヴィオ、そして今一度ジュリエッタに

「ジュリエッタに5年乗って、ステルヴィオに買い替えました。もうちょっとパワーのあるクルマが欲しいという気持ちもあったんでしょうね。飛ばしたりするわけではないんですが、出足の鋭いクルマが好きなんです。動き出しがモサッとしているのは好みじゃなくて。ステルヴィオは動きが機敏ですし、SUVだからと我慢を強いられるところも全然ありません。でも、仕事柄、毎日走る。そうしていると、私の使い方には、少しボディが大きいかなという感じが出てきたんです。お客様の家を訪ねて、いつも十分な駐車スペースを確保できるわけではないですから」

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▲廣木さんの娘様ご夫婦のガレージ

22歳で結婚し、やがてお子様を授かった廣木さん。お嬢様ご夫婦はいま、スープの冷めない近所で暮らしている。「私が暮らしているところは開発されてからもう40年ほど経つ住宅街です。大通りに平行して走る道の両側に家がずらりと並んでいます。その区画に一箇所、売り地が出たんです。世代交代に伴ってのものなのでしょうかね。娘夫婦はふたりとも勤務地が東京なのですが、そこを買って家を新築してはどうか、という話になったんです。新幹線で十分通勤できますから。それで、新築するにあたって建築費に協力するのを条件に、私たち夫婦の夢も実現しようと決断しました。ガレージハウスです。私の自宅にはクルマを何台も置けないので、趣味のクルマ、毎日の暮らしをともにするクルマ、ぜんぶ置ける家を作ろう、と。ちょうど娘たちが子どもを授かって、子育てに向いたクルマが要るということになって、ステルヴィオを渡したんです。室内は広いし荷室も大きいからちょうどいい。買ったばかりのステルヴィオを手放す必要もなくなったわけですし」と振り返る。

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「そんな時です。ジュリエッタに限定車が出たんです。ジュリエッタ ヴェローチェ カーボン。ボディの色は、黒とブルー・メタリックの2色。その鮮やかなブルーに心を奪われてしまいました。ジュリエッタはヴェローチェというグレードに一本化されて、それを記念する特別仕様として出たモデルだったんでしょうか。ヴェローチェはエンジンが前に乗っていたジュリエッタと違って1750ターボですから、願いどおりパワフルなはず。革の内装は、シートが落ち着いた“赤”。私としては、もうコレしかない、という気持ちです。ステルヴィオの時から私についてくれた担当の方に相談をして、すぐに買うことを決めました。2019年の2月のことです。それがいま乗っているジュリエッタです」

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安心があってこそ

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そして、アルファ ロメオへの愛が変わることがないのは、お店とのお付き合いがあってこそと話し始めた。「ここに来るのが楽しいんです。気兼ねなく来ることができるんですよ。だから、クルマの調子がわるくなったり、点検が必要になったりしなくても、ついつい来ちゃいます。ここでの出会いを通じてクルマ好きの友人もたくさんできました。いまでは一緒にイベントに出かけたりもするほどです。サービス整備部門の方々とも気さくにお付き合いできます。フォローアップ体制もとにかくしっかりしていて、何かあればいつでも対応しますよ、と言ってくれたりもします。輸入車に乗るって、やっぱり国産車と暮らすのとは違うと思うんですよ。そこに安心がないと、乗り続けることはできません。私がアルファ ロメオに乗り続けるのは、それが好きだから、というのはもちろんですが、それだけではないんです。ここにはその安心があるからなんです」仕事柄、顧客との信頼関係の大切さに日々思いを巡らしている廣木さんは、そう話す。微笑みのなかに真剣な眼差しがあった。

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クルマに乗るなら楽しい方がいい

DSC4362 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アルファ ロメオに元気をもらう毎日〜

いささかベタな質問かとは思ったけれど、ジュリエッタのどこが好きですか? と単刀直入に訊くと、廣木さんは、こう答えてくれた。「スタイルが好きです。単にクルマとしての形が好きというだけではなくて、流行に右倣えすることなく、独自の道を突き進むあり方が好きです。それと、大きすぎず小さすぎない大きさが気に入っています。利便性に優れているところですね。機敏なのに運転しやすいところもいいと思います。それでいて、乗り心地がずっしりと安心感のあるところも魅力だと思います」

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そして、ほんの少し間を置いて、こう加えるのを忘れなかった。「私は仕事で毎日クルマに乗ります。宇都宮といっても地方都市ですから、そこを離れれば、そこそこの距離を走ります。クルマは欠かせない移動の手段なんです。その中で過ごす時間は短くありません。だったら楽しい方がいい。そこで元気をもらうんです。アルファ ロメオで走るのは楽しい。ジュリエッタは私にとっては、お気に入りの靴です。それは、とっておきのお出かけにももちろん使いますけれど、毎日履くことができるんです」と。

DSC4434 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜アルファ ロメオに元気をもらう毎日〜

INFORMATION
アルファ ロメオ宇都宮

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住所 栃木県宇都宮市屋板町1023-10
TEL 028-656-8887
営業時間 10:00〜18:00
定休日 毎週月曜 毎月第二火曜 祝日

Text: 齋藤浩之
Photo: 安井宏充(weekend.)

Model

Giulietta Veloce Carbon(※写真のモデルはご好評につき販売を終了致しました)

ボディカラー: 青(ミザーノ ブルー)

全長:4,350mm/全幅:1,800mm/全高:1,460mm/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒 DOHC 16バルブインタークーラー付きターボ/総排気量:1,742cc/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/最高出力:177kW(240ps)/5,750rpm[ECE]/最大トルク:300N・m(30.6kg・m)/1,850rpm [ECE]/駆動方式:前輪駆動/全国メーカー希望小売価格¥3,990,000(消費税込)

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