2024.7.12
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梅雨入り前の爽やかなシーズン。2024年5月19日「富士見パノラマリゾート」(長野県富士見町)を会場に、恒例の『ALFA ROMEO DAY 2024』が催された。初回の開催が1988年という伝統を誇る国内のオーナーイベント。東日本大震災が発生した2011年、コロナ禍にあった2020年と2021年の3回を除き、毎年開催されてきた。34回目となる今年の模様をフォトレポートでお届けします。

ドレスアップした新旧車両が揃い踏み

澄みわたった空気が瑞々しい、高原の朝。スキー場や MTB コースとしても知られる「富士見パノラマリゾート」の大型駐車場に、続々と新旧のアルファ ロメオがやって来た。その数およそ300台。このメイン会場だけではない。抽選や招待で選ばれた車両以外にも全国から集結した多種多様なアルファ ロメオが別の駐車スペースに現れた。今日の日を1年間、皆が待ち望んでいたという興奮が伝わってくる。

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メイン会場は、年代や車種ごとにスペースが分けられている。最初に目を奪われたのは、丁寧に手入れがなされたヒストリックカーが一堂に会する光景だ。

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▲ピニンファリーナの傑作デザイン「ジュリエッタ スパイダー」

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▲段付きの表情が勇ましい「GT1300ジュニア」

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▲“怪物”の愛称もある、ザガートがボディデザインを手がけた「SZ」

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▲「ジュリア1300スーパー」の細部を構成する優雅な曲線美に気づく

「誰もが主役になれる!」自由な1日を過ごす

長年にわたりオーガナイザーを務める「ALFA ROMEO DAY」事務局の黛 健司さんによると、このイベントは「初参加者が30〜40%」という特徴がある。「ここで友だちができると、3〜4回と足を運んでくれるようになります。中には20回以上参加してくださっている方々も多いです」

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▲第1回「ALFA ROMEO DAY」から企画・運営に携わる事務局長の黛(まゆずみ) 健司さんは、日本初のカーオーディオ専門誌編集長や評論家としても活躍。自身初のアルファ ロメオは「アルファ スッドti」だった

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▲ベース色が緑・白・赤で毎年順番に変わる「ALFA ROMEO DAY」の参加証明ステッカー

歴史をひも解くと、初期のALFA ROMEO DAYでは複数日の開催でツーリングなども行っていた(現在はホテルでの前夜祭のみ開催)。次第に「誰もが主役になれるイベント」を掲げて、クルママニアだけを対象にするのでなくソフト路線に門戸を拡大。今日でも手づくり感のあるアットホームな雰囲気を引き継ぎながら、敷居の高さを感じさせないオープンさを醸成し、常に新たなアルファ ロメオのファンを迎えている。

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ALFA ROMEO DAYの趣旨は「アルファ ロメオを愛でながら、知人や友人との会話を楽しむ、楽しい1日」だ。ハンドメイドのグッズを販売したり、メンテナンス情報を交換したりする姿があちこちで見られた。

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▲名物企画「オーナーインタビュー」は事前エントリー制。本部テント前に10台が並んだ

この場に来ると「自分のほかに、どんな人がアルファ ロメオに乗っているんだろう?」という素朴な疑問が一気に解消する。そんな瞬間をイベントに来られなかった読者に、6組のオーナーへのインタビューで疑似体験してもらうことにしよう。

私にとって、アルファ ロメオは「家族」

栃木県から来場した中里さん一家はALFA ROMEO DAYの常連ファミリー。ただし今年の主役は、長女の友利愛さんだ。18歳になった昨年3月に運転免許を取得。Autoexpert(アルファ ロメオ認定中古車)で条件に合うジュリエッタと出会い、半年後に晴れてアルファ ロメオのオーナーとなった。

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▲今年のALFA ROMEO DAYオーナーで、最年少の中里友利愛(なかざと・ゆりあ)さん

「父は156、159、ジュリエッタと乗り継いできました。我が家のジュリエッタは、私のクルマで2代目です。気に入っているポイントはラメの入ったグレーのボディカラー。朝と夜では印象が全然違うんですよ」

現在、大学への通学に片道1時間半かけて運転するのが日々の楽しみだ。年間走行距離2万kmのペースで走る友利愛さんにとってのアルファ ロメオとは?

「やっぱり『家族』かな。私、2歳のときから毎年ALFA ROMEO DAYに参加しているんです」

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▲ご両親、中学生と高校生の弟、家族5人でお揃いのTシャツに身を包む

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▲この日のためにお母さんとアルファ ロメオ愛にあふれるネイルを準備。ステキです!

私にとって、アルファ ロメオは「大人」

埼玉県からALFA ROMEO DAYに初参加したのは、「ジュリア コンペツィオーネ」を購入してまもない双木さん。以前に「富士見パノラマリゾート」にはMTBを乗りに来たことがあると語るスポーツマンだ。

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▲普段は電気関係の仕事をしている双木勝男(なみき・かつお)さん。ご本人の出で立ちにもスポーティーさがあります

双木さんはこれまでのバイク遍歴では、ドゥカティ、モトグッティ、ビモータなどのイタリアメーカーをこよなく愛してきた。

「今回は『FRのイタリア車』という条件でクルマを探して、このジュリアの実車を見た日に即決しました。280馬力のパワーが、今はちょうど自分に合っているんです。乗り心地もいいし、とても静か。ハンドリングもキビキビしています」

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▲双木さんが気に入っているデザインポイントは、シートやステアリングに入ったステッチ

クルマは、メガーヌⅡ、ルノー スピダー、997カレラS、ポロGTIなどを乗り継いできた。そんな双木さんの目にアルファ ロメオはどう映っているのか。

「ファッショナブルであり、ちょっとキザなところもある。私にとってのアルファ ロメオの印象は『大人』ですね」

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私にとって、アルファ ロメオは「友人」

4Cのエリアで談笑する女性ふたりに話を聞いた。旧知の親友のように会話が弾んでいたが、実はこの日がオフラインでの初対面。ALFA ROMEO DAYに向けて連絡を取り合い、隣り同士に駐車できるよう段取りを進めた。

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▲イエローの4Cオーナーが鈴木さん(左)、ホワイトの4Cオーナーが塚田さん

塚田さんは、これまでアルファ ロメオを数台乗り継いだ後に4Cを選んだ。今回の車両にはフロントスポイラー(ロアースカート)とリアスポイラー(ウィング)を装着している。さぞかし走り込んだドライバーと思いきや「買ったまま、あまりいじっていないんです」という答えが返ってきた。エアロパーツ込みの優雅なシルエットにひと目惚れしたようだ。

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▲塚田寿代(つかだ・ひさよ)さんは、群馬県からの参加。「初めて会った鈴木さんは、オンラインで話していた印象通りの人でした」

一方、鈴木さんにとっては初所有のアルファ ロメオ。「街中ですれ違った4Cにパッと心を奪われて、すぐに調べて購入を決意しました。この丸目がいいですね」と塚田さんと同様、4Cのデザインを高く評価してオーナーになった。

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▲愛知県から参加した鈴木美佐子(すずき・みさこ)さん。「アルファ ロメオに詳しい塚田さんから、いろいろ教えてもらっているところです」

セルフイメージを投影できるクルマとして、自分にしっくり合う4Cを駆る女性オーナー。彼女たちにとってのアルファ ロメオを尋ねると、ともに「友人」という答えだ。好きなクルマに乗ると、新しい友だちが増える。そんな当たり前に感じていた人生の喜びを、ふたりの弾ける笑顔が思い出させてくれた。

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私にとって、アルファ ロメオは「伝統」

可愛いい愛犬を連れてALFA ROMEO DAYを楽しんでいたのが伏原さんご夫妻。落ち着いたふたりの雰囲気に相応しい愛車は、ジュリア クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオだ。

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▲伏原洋一(ふしはら・よういち)さんの腕に抱かれるのは、愛犬のエイト(♂・10歳)

1923年、アルファ ロメオのレーサーだったウーゴ・シヴォッチは、自らのマシンに幸運のシンボルを描いてロードレース「タルガ フローリオ」で優勝する。そのマークこそ有名な「クアドリフォリオ(四つ葉のクローバー)」だった。

「クアドリフォリオの100周年を記念するモデルは、日本で17台の限定販売ということで申し込みました。惹かれたのは、伝統のグリーン。サイドのボリューム感がよくわかるカラーなので、とても気に入っていますね」と伏原さん。

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▲100周年記念の特別エンブレムやブレーキキャリパー、インテリアにゴールドカラーがあしらわれている

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▲角度によって、筋肉質な印象を放つジュリアのフォルム

1923年から100年にわたって、努力、細部へのこだわり、献身、大胆さ、パフォーマンスの象徴としてアルファ ロメオに語り継がれる印となったクアドリフォリオ。市販車がこのエンブレムをまとい始めたのが1960年のことだ。

伏原さんにとってのアルファ ロメオとは何かを尋ねると、すぐさま「伝統」という言葉が返ってきた。1世紀の物語を冠した記念モデルをさらりと乗りこなす自然体のしなやかさに、説得力ある答えをもらった気がした。

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▲愛犬エイトくんもドライブが好き。走り出すと気持ち良さそうに寝息を立てるという

私にとって、アルファ ロメオは「レース」

オーナーインタビューで大きな喝采を浴びていたのが、レーシング仕様の155TSとともに参加した秋山夫妻。今回、ALFA ROMEO DAYに初参加だ。

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90年代、日本におけるアルファ ロメオ人気を支えた155は、国際ツーリングカーレースではアルファ・コルセ(アルファ ロメオのファクトリーレーシングチーム)により数々の大会に勝利した。夫の健さんは「当時のクルマは陰影がハッキリと現れているのがいい」とデザインの魅力を語る。

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▲「今日の衣装はコスプレですが(笑)、自分でもツーリングカーレースに出場しています」と語る、秋山 健(あきやま・たけし)さん

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▲涼やかな着物姿で参加した秋山稔子(あきやま・としこ)さん。「夫とはクルマを扱うショップで知り合いました」

名勝負を展開した往年のレーシングカー。そのデカールまで忠実に再現した車両で会場を盛り上げたふたり。あなたにとってのアルファ ロメオ、その答えはもちろん「レース」だ。

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私にとって、アルファ ロメオは「個性」

愛犬を連れたもう一人のオーナーは亀澤さん。愛車はトナーレ プラグインハイブリッド Q4ヴェローチェだ。新緑に映える、落ち着いたモントリオールグリーン。アルファ ロメオのオーナーたちは、自分の個性とクルマを結びつけるのが非常に上手いと感じる。

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▲亀澤浩史(かめざわ・ひろふみ)さんと、愛犬のファム(♀・3歳)

ALFA ROMEO DAYは2回目の参加。前回はジュリエッタのオーナーとしてだった。

「最初のアルファ ロメオは、丸目のスパイダーでした。そこからGT、ジュリエッタと来て、今はトナーレに乗っています。学生時代に憧れたのが初代の『SZ』です。衝撃的なカーデザインで本当にカッコ良かったですね。トナーレがマイナーチェンジしてSZをデザインモチーフにした“3つ目ライト”を搭載したと耳にし、迷わず購入を決めました」

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▲ミラノの名門カロッツェリア「ザガート」が、初代SZで採用した3つ目のヘッドライト。当時は賛否の分かれた斬新なデザインモチーフが30年を経て復活

普段はプロダクトデザインの仕事に携わっている亀澤さん。クルマを選ぶときのスペックは現実的な使い勝手で判断している。

「トナーレのPHEVの性能には不満を感じませんが、どうしても前に乗っていたジュリエッタと比べると車体が少し重くなってしまう。それならば4WDのクルマにしたいと思い、Q4ヴェローチェを選びました」

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亀澤さんのアルファ ロメオ観は、SZという強烈な原体験が影響している。「アルファ ロメオの印象は、やっぱり『クセになるクルマ』なんです。アクが強いので、最初は受け付けないかもしれない。でも、そのうちに良く思えてきて、どんどんクセになってしまう。これからも、そんな個性的なクルマを出し続けてほしいです」

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▲なごり惜しそうにALFA ROMEO DAY会場を去るファムちゃん。また来年!

あなたにとっての、アルファ ロメオは?

六者六様、異なる答えが返ってくる楽しいインタビューを終えると、ALFA ROMEO DAYはクライマックスを迎えていた。

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午後2時。集合写真の記念撮影終了後、参加車両がパレードさながらに1台ずつ整然と退場していく。遠路はるばる移動する参加者に配慮し、渋滞を避ける配慮からだ。

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今年も無事に開催を終えたALFA ROMEO DAY。オーガナイザーの黛さんにとってのアルファ ロメオを尋ねると、「自分の運転が上手くなったかのように、ドライバーを駆り立ててくれるクルマ。本気で走るとアルファ ロメオの真髄、走りの醍醐味が味わえます」という答えだった。都会の街乗りばかりだけでなく、アクセルを思い切り開けないとわからない魅力がある。今日、黛さんが乗ってきた車両は何だろう? と会場の裏手に回ると、静かに佇む75(ミラノ)の姿があった。

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窓越しにもわかる完璧なオーディオシステムと、金色に輝くクアドリフォリオのエンブレム。2025年はぜひ「クセになるアルファ ロメオ」の魅力をさらに聞いてみたいところだ。

Text: 神吉弘邦(ITALIANITY編集長)
Photo: 望月勇輝(Weekend.)

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