2023.11.2
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10月8日(日)、日本最大のアルファ ロメオ オーナーズクラブである『アルファ ロメオ友の会』主催のイベント『La Storia Speciale Alfa 113』が開催され、静岡県にある中伊豆ワイナリーヒルズに全国各地から200台近くのアルファ ロメオが集結。毎年恒例の株式会社カーグラフィック代表の加藤哲也氏と自動車ライターの嶋田智之氏のトークショーに加え、F1グランプリ唯一の日本人ドライバー・角田裕毅選手のお父様、角田信彰さんの登場など、アルファ ロメオ オーナーが喜ぶ数々のプログラムが行われた。今回はイベントの模様に加え、参加者インタビューを嶋田氏にレポートしていただいた。

葡萄畑に囲まれ、新旧アルファ ロメオが集結

『La Storia Speciale』というアルファ ロメオのワンメイクイベントは、Facebookのグループをベースに6,000人近くのアルファ ロメオ ユーザーとファンが登録する『アルファ ロメオ友の会』の主催による、年に一度の総会のような意味合いも持つ催しだ。アルファ ロメオが110周年を迎えた2020年に第1回を愛知県の幸田サーキットで、翌年の第2回は富士スピードウェイで、昨年の第3回は静岡県の中伊豆ワイナリーヒルズで開催。恒例のイベントとなり、毎年アルファ ロメオを愛する人たちの笑顔が会場のあちこちで花開く1日となっている。

そしてこの10月8日、昨年に引き続き中伊豆ワイナリーヒルズを舞台に、第4回となる『La Storia Speciale』が開催された。葡萄畑に囲まれた美しい芝生の上に、日本全国からやってくる新旧アルファ ロメオが再び並ぶことになったのだ。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_001 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

このLa Storia Specialeは友の会のメンバーによる手作りといえるイベントで、昨年のイベント終了直後から1年の時間を費やして準備を進めてきた有志たちが前日に会場の設営をし、その後に前泊するスタッフの前夜祭と呼ばれる夕食会が行われる。ここには同じく前泊するゲストや出展者などもお声がかかり、なごやかに盛り上がるひと時となる。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_003 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_004 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

さて、開催日当日はイベントのスタートが10時半だったにも関わらず朝8時には入場を待つアルファ ロメオたちの長い列ができていて、参加者たちがこの日を楽しみにしてきた様子が伝わってくる。次々に緑の芝生を彩っていく色とりどりのアルファ ロメオたち。その光景は眺めているだけで気持ちが上がっていくようなものだった。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_005 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_006 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_007 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

けれど天は無情で、イベントがスタートする頃には空は完全な雨。この日は一時的に小降りになることはあったものの、基本、イベントは雨模様の曇天の下、屋根のある広い建屋の中で行われることになった。並んでいるアルファ ロメオたちを眺めて回るのには向かないコンディションではあったが、関係者もオーナーたちもひとつ屋根の下に集まっているためより密度の濃いアルファ談義がしやすいという面もあって、開会セレモニーがはじまる前からあちこちで笑顔が弾けていた様子が印象的だった。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_008 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_009 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_010 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

開会セレモニーは、まずはアルファ ロメオ友の会の管理人でありイベントの実行委員長でもある山下真二さんの御挨拶から。ここで会のメンバーがもうじき6,000人となりそうなことが伝えられ、会場から拍手が聞こえてくる。友の会は今年で13年目。アルファ ロメオのユーザーの中では広く知れわたっている感覚はあるが、特に広報活動のようなものをしているわけでもないのに着実にメンバーが増えているのは驚きに値すると思う。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_011 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

▲アルファ ロメオ友の会 山下真二氏

続いてStellantisジャパン株式会社のマーケティング部、アルファ ロメオ担当ブランドマネージャーの鈴木美生子さんとプロダクトマネージャーの瀧川可奈子さんが呼ばれ、ひと言ずつ御挨拶を。お二方ともアルファ ロメオを担当するようになってからまだそれほど時間が経ってないということだが、鈴木さんの「皆さんとお話しさせていただくことで学ばせていただき、吸収していきたいので、ぜひ声をかけてください」という旨のお言葉、瀧川さんの「日本のユーザーの皆さんに最も合った、最も楽しいと感じていただけるアルファ ロメオを日本に持ってきたいと思っているので、御意見を聞かせてください」というお言葉は参加者たちの気持ちに刺さったようで、建屋の中に展示されていたトナーレ プラグインハイブリッド Q4についての質問をはじめ、イベント開催中に声をかけてお話ししていた参加者の方を何人かお見受けした。ユーザーの皆さんにとっては、メーカーの中の人の顔がちゃんと見えるというのはとても大切なこと。おふたりには今後もぜひともイベントなどには足を運んで、ユーザーの皆さんの声に耳を傾けていただきたいと思う。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_012 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

▲アルファ ロメオ プロダクトマネージャー 瀧川可奈子氏(左)、ブランドマネージャー 鈴木美生子氏(右)

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_013 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

▲『Alfa Romeo GIULIA(アルファ ロメオ ジュリア)』(左)、『Alfa Romeo TONALE(アルファ ロメオ トナーレ)』(右)

ちなみにStellantisジャパンは初回開催からずっとこのイベントに特別協賛というかたちで協力していて、その一環として今回も参加者の全員にプレゼントされるノベルティが贈られた。それらブランドの公式アイテムの数々は、毎回、参加者たちのお楽しみにもなっている。メーカーとユーザーたちの距離が良いかたちで縮まっていくことは、中立的な立場にいる身としても嬉しく感じられるものだ。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_014 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

▲参加者にプレゼントされたノベルティ

お次はスペシャルゲストである、カーグラフィック代表の加藤哲也さんの御挨拶。開催初年度から毎回必ずこのイベントに呼ばれ、御自身の豊富なエピソードや、長年ジャーナリストとして、何よりアルファ ロメオ好きとして蓄え続けてきた知識があちこちから漂ってくる加藤さんの奥深いトークは、このイベントの大人気のコンテンツだ。今回は限られた時間の中でどんなお話が飛び出すか、期待感が募る。

そして、本来ならここでトークショーへと入っていくところなのだが、今回ひとつめのサプライズ。F1グランプリ唯一の日本人ドライバーであり、毎戦毎戦、僕たちを興奮のるつぼに叩き込んでくれる角田裕毅選手のお父上、角田信彰さんがここで紹介された。角田さんは親御さんとして裕毅選手のカート時代力強く支えた人物として知られているが、実は大のクルマ好きで様々なクルマに乗られてきている。そして何と裕毅選手の「500PSを越えるFRのセダンなんて今後はもう出てこない」という勧めでジュリア クアドリフォリオに関心を持ち、結局、ジュリア GTAを購入されたアルファ乗り。父はアルファ ロメオ、息子はアルファタウリという親子2代のアルファ乗り(?)ということになるが、そのあたりのエピソードを少しお話いただいた。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_015-1 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_016-1 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

“お話いただいた”というところから察せられた方もおられるかもしれないが、このレポートを記している嶋田は、実はイベント全体のMC役を兼ねたトークのゲストとして呼んでいただいて現場入りをしたのだった。開会セレモニーからの流れで突入したカーグラフィックの加藤さんとのトークのお相手も、もちろん務めさせていただいた。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_017 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

加藤さんと嶋田のトークショーのメインの題材は、クアドリフォリオの100周年、アルファロメオのモータースポーツ活動を担ったアウトデルタの60周年、そしてGTV発売30年というアニバーサリー話。アルフィスタなら誰もが好むクアドリフォリオの誕生秘話、クローバーリーフの背景にある白地は現在では三角形だが昔は四角もあれば丸もあったことに関する歴史的ミステリーの話。それにアウトデルタが“デルタ”であったのはなぜなのか、アウトデルタにまつわる歴史的な偉人たちはどんな人物だったか、GTVデビューの頃の想い出話などなど興味深い話がポンポンと飛び出してくる。続いてフェイスリフトが行われて以降のジュリア、ステルヴィオ、トナーレ プラグインハイブリッド Q4などの最新アルファについては、「キミの方がたっぷり乗ってるでしょ」と加藤さんから仰せつかり、それぞれの魅力については嶋田がたっぷりと語らせていただいた。またクアドリフォリオの100周年を記念した世界限定100台ずつのジュリアとステルヴィオのスペシャルエディションについても、Stellantisジャパンの鈴木さんと瀧川さんをまたしてもお呼びして、クルマの特徴などを説明していただいた。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_018 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

アルファ ロメオのエンブレム付きの特製ケーキが登場!

そして昼食時間を挟み、午後は協賛・出展企業の御紹介からスタート。最初の開催から4年目にして13社の企業がイベント開催に協力されているのは、このイベントが各社さんに期待されていることの証といえるだろう。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_019 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

午後のメインとなったのは、“Concorso d’Eleganza Alfa 113”の授賞式。乗ってきて欲しいタイミングでそのクルマに乗ってこられた方、数がだいぶ少なくなってきたモデルを大切に乗られている方、最も遠方から来られた方などなど理由はさまざまなのだが、あらかじめ実行委員会やゲストによって選出されていた30台/30人のユーザーの方をお呼びして、御自身のクルマへの想いをひと言ずつ語っていただいた。いずれのユーザーの方も「だからこのモデルが好き」という熱のこもった発言をされていて、アルファ ロメオはこんなふうにドライバーを、ユーザーを虜にしていくのだな、ということを再認識させられた。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_020 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_021 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

その後に閉会セレモニーということになるわけだが、ここで本日2度目のサプライズ。実行委員会が秘かにオーダーしていたアルファ ロメオのエンブレム付きの特製ケーキがお披露目されたのだ。映えるケーキなので、カメラやスマホを持った人の長蛇の列ができたのは、もちろんいうまでもない。このケーキは100人分くらいに切り分けられてイベント終了後に希望される方へと振る舞われることがアナウンスされ、加藤茂樹副実行委員長の締めの御挨拶、参加者全員での記念撮影と進み、名残惜しさを感じつつ次回での再会を近いながらの解散、となった。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_022 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_023 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

僕自身はMC役だったこともあって会場に並ぶクルマを見て回る時間のゆとりがほとんど持てなかったのだが、およそ200台近くのアルファ ロメオの顔ぶれはかなり賑やかだったように思う。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_024 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_025 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_026 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

サッと見ただけでも実にバラエティに富んでいて、目と心が楽しくなるような顔ぶれ。次回開催も約束されているので、来年はまたどんなアルファ ロメオを見ることができるのか、今から期待感がじんわり膨らんでくる。そんなふうに感じられたイベントだった。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_027 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

新旧アルファオーナーにインタビュー

今回の会場で3組のオーナーの方からお話をうかがうことができたので、御紹介しよう。

角田信彰さん・美奈子さん/ジュリア GTA

本文中でも触れている、角田裕毅選手のお父上だ。角田さん御自身はスポーティな欧州車系を乗り継いで来られ、アルファ ロメオも昔から好きで入手したのは今回が初めてなのだそう。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_028 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

「ずっと後輪駆動のアルファ ロメオが欲しいと思っていたのですが、75は自分にはちょっと現実的じゃなくて。そう悩んでいたときに裕毅が欲しいと言っていたジュリアのクアドリフォリオを調べてみるとまさにピッタリで、試乗してみたりしたら自分が欲しくなっちゃったんですね(笑)。それで早速注文したんですけどコロナ渦でいつ来るかが判らない状態になって。そうこうしているうちにGTAが発表になったので、そちらに切り換えました。サイズ感はすごくいいし、家族旅行で長距離を走るのにも難なく使えるくらい乗り心地も快適だし。もちろんサーキットなどで振り回してしっかり楽しめるくらい、性能的にも満足感の高いクルマです。気に入っていますよ」

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_029 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

林陽さん・美紀さん/スパイダー シリーズ4

エントリーしていたのは2006年のアルファ GTだったが、ドック入りして戻ってこないので1992年式スパイダーで参加したというアルファ2台体制の林さん。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_030 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_031 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

「実はスパイダーもトラブルに見舞われていたんですけど、奇跡的に直ったので乗ってこられました(笑)。GTは新車で買って18年乗っているんですけど、スパイダーは4年ぐらい前に手に入れました。昔からずっと大好きだったんです。アルファに乗りはじめて今年で30年なんですけど、最初の155を買ったとき、この型のスパイダーってまだ新車で買えたんですよね。ただ、値段が高くてそのときは買えず。なので、長年の憧れが手に入った感じです。カタチが最高に好きなんですけど、走らせても楽しいですよ。純粋にドライブを楽しむためだけに手に入れました。古いクルマのなかでも乗りやすいんじゃないかと思いますね」

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_032 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

伊藤淳史さん/トナーレ スペチアーレ

まだ発売されたばかりだからトナーレで参加される方がおられるかどうか、と思っていたところ、モントリオール グリーンのトナーレに乗った伊藤さんを発見し、声をかけさせていただいた。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_033 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_034 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。

「最初のアルファ ロメオはブレラの4WDで、9年ほど乗りました。気に入って乗っていたんですけど、コンセプトモデルのときからスタイリングが気になっていたトナーレが日本でも発売になることを知って、すぐにオーダーしました。コンセプトモデルのときからスタイリングは好きだったし、海外でのレビューなどを読んで好みに合いそうだし、僕はスキーやキャンプが趣味でもあるので、SUVは使い勝手がいい。古いアルファ ロメオが好きな人からしたら、ハイブリッドは魅力的に感じられないところもあるかもしれないけど、このエンジンも回していくとアルファ ロメオの良さが残っていることがわかります。ワインディングでのハンドリングのよさもかなりのものだと思います。乗っていて楽しいし荷物も積めるし、僕の使い方にはすごく合ってるって思っていて、気に入っていますよ」

1102-la_storia_alfa_romeo_2023_035 中伊豆ワイナリーヒルズを彩った約200台のアルファ ロメオたち。『La Storia Speciale Alfa 113』レポート。
Text: 嶋田智之
Photo: 濱上英翔

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