2023.11.24
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YouTubeなどで“愛車のある暮らし”についての情報を発信中のクリエイター・YUさんとのコラボレーション企画第2弾。アルファ ロメオのオーナーでもある彼女が「EVERYBODY EVキャンペーン」の成約特典であるJTBプロデュースの旅「オーダーメイドジャーニー」を体験。目的地は日本を代表する観光&ドライブスポットである箱根。秋も深まる美しい景色の中をトナーレ プラグインハイブリッド Q4で颯爽と駆け抜けました。

YUさんの記事『トナーレと見た景色 in イタリア』はこちら

「大人の旅」へと誘うトナーレ

私が一年の中で最もドライブしたくなる季節。秋の紅葉深まる11月。こう見えて何も予定がないと出不精な私を今回旅に誘ってくれたのはトナーレ プラグインハイブリッドQ4。(以下、PHEV)プラグインハイブリッドとは「ガソリンエンジンを積みつつも、家庭用コンセントで充電可能なハイブリッド車」で、二刀流の万能選手であることから今、注目されてる車のカタチですね。

我が家では将来を見据えてEV充電用の200Vを2口用意しているのでとても興味深い…!(増車の予感…汗)これは自称アルフィスティとして、アルファ ロメオ初のPHEVは体験しておかねばなりません。

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▲初対面、お手柔らかにどうぞお願いします…!

都内某日。早朝に待ち合わせ場所に向かいます。今回のPHEVの第一印象は上品で華やか。前回のマイルドハイブリッド(以下、MHEV)とカラー以外で異なるところはパッと見ではわかりませんが何が違うのかな?としげしげ観察していると、充電ができる証である新しいアイコン「エレクトロ ビショーネ」を発見。左側後部座席のガラスの上部に控えめにちょこんと居りました。

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▲蛇に飲み込まれてた人間が見事にコンセントにすり替えられている!電気鰻ならぬ電気蛇(!?)可愛い。イタリア人が考えそうな茶目っ気たっぷりなデザインにクスッ。

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イタリアで乗ったMHEVのミザーノ ブルーも良かったけど、こちらはより大人の魅力が漂っていて個人的に好きかも。透明度の高い湖というか、天然石の翡翠というか。何やら神秘的なパワーを感じる色です。ボディカラーは5色、他にはアルファ ホワイト、アルファ レッド、アルファ ブラック、ヴェズヴィオ グレーがあります。

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▲ヴェローチェの他には受注生産モデルの”Ti”とサンルーフがついた限定車”サンルーフエディション”があります。

歴代アルファ ロメオは限定的にこのような色を採用することがありますが、PHEVのグレード”ヴェローチェ”なら選べる「モントリオール グリーン」というカラーとのこと。(別途オプション費用はかかります)名前の由来は私が昔から大好きなアルファ ロメオ モントリオールからきてるのかしら。そう思えば、ホリの深い精悍な顔つきも何処となく似ているかも…!

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▲アルファ ロメオ モントリオール(左)とトナーレPHEV(右)

早速、車内に乗り込みます。インテリアは黒を基調としたシックな仕上がりになっていて落ち着いた大人の旅へと誘われそうな雰囲気です。

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▲ドアトリムにはドアをつかむ所でもあるが小物入れらしきスペースがと一体となっていてこれが意外と便利。

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▲携帯のワイヤレス充電スペース。キーを置くにもちょうどいい。

「さすがアルファ」と思わせてくれる

さてエンジン始動。……始動したのか?と一瞬分からないほどトナーレは静かに目覚めます。だいぶ寝起きがいいな。(私はまだ眠い)

アルファ ロメオお馴染みのDNAドライブモードは、ひとまずNモード(ナチュラル=電気のみでの走行モード)にしてアクセルをゆっくり踏んでいきます。スルスルっと滑らかに走り始めるのですが、いつまで経ってもアナログ人間の私は乗る度に驚かされます。EVの走りはまだまだ慣れていませんが、とくに市街地での快適な走りにとても好感を持ちました。MHEVでは低速域だけがモーターのような挙動でしたのでフィーリングはだいぶ違うと思います。PHEVはAモード。(アドバンスド エフィシェンシー。長くていつも噛みそうになる)要はエコモードで“完全なるEV走行”になります。走る距離が明確な通勤時などに役立ちそうですね。

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▲朝日に照らされてかっこよさ三割増し。

高速道路を走る時もそのままNモードで走行してみます。強く踏み込まない限り時速70kmくらいまでは大体モーターが活躍するとのこと。随分長いことEV走行できるからガソリン代が高騰しているこのご時世、ちょっと得した気分です。回生ブレーキがかかると微力ながら電気を蓄えることもできます。ストレスなく一気に駆け抜け、東名高速道路から小田原厚木道路へ。

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▲後ろも前と同じく三連ライト。

この道は山を登るように勾配があるのでDモード(ダイナミック)にチェンジ。(というか早く試してみたかった)ステアリングがギュッと引き締まり内燃機関が動き出すのを感じられるのはPHEVの方が顕著。サウンドは今までの「官能的な…」という表現には及びませんが、EV化がどれだけ進もうがさすがアルファ、と思わせてくれるスポーティな味付けです。DNAドライブモードの中央のボタンを押すとサスペンションをソフトにしてくれる機能がありますので、オダアツの凸凹路面で試すにはうってつけ。一人ドライブだと全く気にしない段差の乗り上げも、隣に誰かがいる時は、さも「私は普段から丁寧な走りしますよ」と披露して走りたいという人間なので、楽しむ時と落ち着く時、どちらのシーンも簡単に切り替えられていいですね。

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▲システム最高出力280PSを発揮。Dモード、速い!

いよいよアルファ ロメオの出番だと言わんばかりの箱根のワインディングがやってきました。右、左。忙しいコーナーと私の技量不足でステアリングを切るのがちょっとばかし遅れたとしてもクゥーッと進行方向に曲がってくれます。これはかなりよく出来ていて感心します。コーナリングに強い車といえば車高の低い車という私の浅はかな先入観があるからか、このアイポイントの高さでクイックな動きができるトナーレはちょっと理解不能です。(褒めてます)

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▲勇ましいフロントフェイスだと思ったけど、ちょっとキャラっぽくて愛嬌ある表情。

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▲「私は外側に膨らみません」と、信念をもってそうな顔ですね。

最高の旅の相棒

東京からノンストップで移動してきたのでここで少し休憩。朝早く移動すると高確率で富士山の輪郭がくっきり。朝活はイイね。紅く色づいていく山並みを横目に愉しみながら次のスポットを目指します。

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▲峠の中腹にある駐車場にて。

その後、もう少し散策したいな、ということで周辺をドライブ。箱根といえば外せない定番スポットを目指します。

その1 箱根神社

最近は素通りしてばかりで久しぶりでしたが、境内に入ると私のような自堕落な生活をしている人間でも無意識にシャキっとします。関東を代表とするパワースポット。そして箱根神社のご神木「安産杉」にも手を合わせました。

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▲定期的にお参りしないとなぁ。ごあんぜんに。

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▲安産祈願として毎年多くの人が訪れるそう。言い伝えでは 源頼朝・北条政子夫妻が子宝を祈願して無事に授かったことに由来しているとか。

その2 芦ノ湖

箱根火山のカルデラの中にある「カルデラ湖」です。今から約3100年前に大涌谷付近の噴火により誕生しました。

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▲芦ノ湖湖畔にて。自分で言いますが絵になります。

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▲夕陽に照らされたトナーレを改めて見てみると、日本の風景にも不思議とマッチしています。トナーレ君も夕陽に向かって黄昏ているみたいです。笑

その3 仙石原すすき草原

仙石原のすすきは今や箱根の秋の風物詩になっていますが、なぜこんな広大なススキが?それは江戸時代、開墾を試みたが火山灰土壌と湿地のためうまくいかず、屋根葺き用のカヤ(ススキ)用として植えられたものだそうです。

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▲夕陽をバックに日本の秋らしい一枚を撮ることができました。

すすき草原を後にして、一路ホテルへ。

私はドライブするときにグローブをはめる習慣があるのですが(ワクワクするので)、握り心地の良い質感のステアリングなので素手でも扱いやすそうです。そんなトナーレは一日中遊び回っても最後まで疲れ知らずに運転できるので、旅の相棒としてもやっぱり最高だと思いました。

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▲ちなみに余談ですがこのグローブはイタリア ベネツィアにある小さな革屋さんで購入したモノです。ショーウィンドウに並んでいて日焼けしちゃってたので少しお値引きしてくれました笑(イタリア車には何かとメイドインイタリーを持ち込みがち!)

それから10.25インチの大型のタッチディスプレイがジュリア姉さんからだいぶ進化していてびっくり。ドライバーもパッセンジャーも扱いやすいワイドな形状がいいですね。内蔵された360度カメラで車を上から俯瞰できる機能は、死角が簡単に把握できてありがたいです。

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▲大型ディスプレイはタッチ感や機能面も含めてグレードアップ!

旅の宿・ホテルインディゴ箱根強羅へ

芦ノ湖を後にして、峠道のドライブを30分ほど楽しむと、ホテルインディゴ箱根強羅に到着。箱根登山鉄道の強羅駅周辺の賑やかなエリアを抜け、しばらく下った所の閑静な細い脇道を入るとあります。2020年1月にオープンしたばかりという新しい施設です。

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▲早川のほとりという絶好のロケーションに位置するホテルインディゴ箱根強羅
(住所)神奈川県足柄下郡箱根町木賀924-1

今回の旅はトナーレの成約キャンペーンとして、ご購入者のご希望に合わせて旅行会社JTBのコンシェルジュさんが、素敵な旅を提案してくださるオーダーメイドジャーニー。トナーレの走りを楽しむことができるコース&EV充電設備を完備している宿泊先をチョイスしていただけます。こういうのは自分で調べると大変なのでとてもありがたいです。ちなみにこのホテルにはトナーレ PHEVの充電ができる200V屋外コンセントや急速充電器など3種類の充電設備が用意されていました。

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▲実は初めてのPHEV充電。ドキドキ。

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▲カチッと差し込み、緑のランプが点滅します。

館内は細部までこだわりを感じる和モダンなテイストに仕上げられていて、自称建築オタクの私にはたまらない空間でした。

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驚いたことにお客様はその多くが外国人観光客。それもそのはず、箱根の伝統工芸品「寄木細工」を感じさせる意匠が贅沢にも柱やキャビネットや天井など、海外の方々を魅了する“空間のおもてなし”があらゆるところに散りばめられているのです。これには思わず溜息がこぼれ、うっとりしてしまいます。

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ホテルのスタッフの皆さんは英語をペラペラにお話しされていたので、海外の人も安心して滞在できるでしょう。紅葉の中庭は早川を臨むリバービューで足湯カウンターもあり、ここで軽食する方もいらっしゃいました。

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▲全98室の客室はリバーサイド露天風呂付でミネラル成分たっぷり含む温泉がひかれています。

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秋はドライブの季節ですが、味覚の季節でもあります。ここではシェフ自慢の薪グリルを使った絶品料理がいただけるということで、期待に胸が膨らみます。そこで私が選んだディナーは贅沢食材の数々をたっぷり味わいつくす全4品のシグネチャーコース。お料理の内容は肉、魚、野菜、キノコなど秋の旬を組み合わせつくられた創作料理。どれを食べてもとても美味しい。私の下手な食レポよりもぜひ皆さんにも味わっていただきたいです。宿泊しなくてもランチ&カフェ利用も可能ということなので私もまた再訪したいと思います。

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▲間接照明でしっとりした灯りの中、川と紅葉の景色が眺められるリバーサイドキッチン&バーで舌鼓。

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▲美味しすぎて食べるのが勿体無い!もちろん最後まで残さず食べましたが。

トナーレは「新生アルファ ロメオ」の代表選手

帰りはリラックスしたモードで、アダプティブクルーズコントロール(ACC)をゆっくりとした速度設定にして帰路につきました。運転者を支援してくれるこのシステム、やっぱりあるとないとでは大違いでした。トナーレをより効率的に燃費よく走行するためにもいいですね。運転支援システムに頼り切ってはいけないですが、使いこなすと本当に便利です。御殿場を少し過ぎた所からもう渋滞が始まっていて、ノロノロ、止まったり、進んだり、を繰り返しましたがACCは非常にスムーズな動きでした。

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今までのアルファ ロメオも好きだけど、トナーレはこれからの時代を担う「新生アルファ ロメオ」の代表選手として僭越ながら高評価をつけたいと思います。(突然の大物ジャーナリスト気取り)

そんな私でも分かる、個性的で面白い車です。さまざまな規制や時代の流れでデザインやパフォーマンスなど、ともすれば個性が薄れがちな今の自動車界に一石を投じるこの「アルファ ロメオの情熱」に一度は乗ってみましょう!すでに本国イタリアではトナーレとたくさんすれ違い、人々の暮らしにしっかり寄り添っていました。そして日本でも、いろんな人に愛されるようになったら嬉しいなと思いました。

トナーレを検討中の皆さん。ご購入されたらぜひ、この「オーダーメイドジャーニー」をお愉しみください。きっと“忘れられない体験”を皆さんにもたらしてくれるはずですから。

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▶︎Alfa Romeo Tonale Plug-in Hybrid Q4製品サイト

▶︎ホテルインディゴ箱根強羅公式サイト

▶︎ホテルインディゴ箱根強羅Instagram

Text: YU
Photo: 銭田豊裕(OWL)/YU

Profile

YU(ゆう)

YouTube(愛車のある暮らし/YU.SR500)で日々の暮らしを発信中。魔改造SR500、壊れそうで壊れない916スパイダー、じと目のAMI8が愛車。

2022年にガレージハウスのコンシェルジュ会社を設立。真空管アンプ、オールドレンズ、Smithsの機械式……etc. オールド物に目がない至って普通の女子。

 

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