2021.6.25
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今年、記念すべき創立111周年のラッキーイヤーを迎えるアルファ ロメオ。この特別な年を祝う取り組みとしてアルファ ロメオアンバサダープログラム『We Love Alfa Romeo』の会員と共に“より楽しいアルファ ロメオ ライフ”を築き上げるため立ち上げられた『アルファ ロメオ オリジナルグッズ 開発プロジェクト』。今回は、2回にわたって行われたグッズ製作会議の内容、そして数あるアイデアのなかから試作品として製作された現物をもとに最終チェックを行なった本プロジェクトラストとなる第4回目のミーティングの様子をリポートする。

さらなるアイデア創出を目指し、試作品の選定へ向けた第2〜3回

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今年111周年を迎えるアルファ ロメオの誕生日・6月24日(木)に向け、現在進行中の『アルファ ロメオ オリジナルグッズ 開発プロジェクト』。同プロジェクトでは、『We Love Alfa Romeo』会員から募ったアイデアを基にオリジナルグッズを開発・製作。111周年のスペシャルな年をアルフィスティの想いで彩ろう、という大規模な施策だ。

以前レポートをお届けした初回ミーティングでは、本プロジェクトメンバーであるアルファ ロメオアンバサダープログラム『We Love Alfa Romeo』の会員8名が持ち寄ったアイデアを共有。マーチャンダイジングの視点からグッズ製作にあたっての留意点と事前に実施された『We Love Alfa Romeo』へのアンケート結果を踏まえ、さらなるアイデアの擦り合わせが行われた。

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その後、さらなるアイデア創出を目指し実施された第2回では、ポスターや靴べら、光るキーマスコットなど、初回ミーティングでの共有事項を踏まえたユニークな意見が続々登場。それらのアイデアを基にFCAジャパンサイドが実現可能なアイテムを精査。続く第3回では、“111周年記念グッズ”としてポスターやシルク素材グッズ、イタリアンレザーの靴べらなど計6アイテムが製作候補に挙げられた。

またコミュニケーションマネージャーの馬場まさみ氏からは、「出来るだけ皆さんのご意向を実現したい」としたうえでプロジェクトの本題である“111周年記念グッズ”とは別に、通常販売orノベルティグッズとしての展開も視野に入れ、多様なアイデアを可能な限り実現化に向けて進めていきたいという提案も。アルフィスティの強い想いを具現化すべく、試作品製作に向けてより詳細にデザインや素材感を詰めていく話し合いが進められた。

いよいよ試作品のお披露目! 111周年を彩る珠玉のグッズたち

そして、約半年間かけて進められてきたプロジェクトミーティングのラストとなる第4回。今回も自動車ライター・嶋田智之氏による進行のもと、8名のアンバサダーとFCAジャパンの面々がオンライン上に集結。これまで本気でアイデアを練り意見を交わしてきたからこそ試作品を手に取れないことを悔やむ声も挙がったが、嶋田氏によってユーモアたっぷりに試作品のディテールが解説されるたび画面越しに伝わってくる各人の期待感はそれ以上だ。

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▲自動車ライター・嶋田智之氏

早速、111周年記念グッズとして展開予定のグッズから試作品のお披露目がスタート。今回、“家の中でアルファ ロメオを感じる”と“気軽にいつでも一緒のアルファ ロメオ”という2テーマでそれぞれアイテムが展開されることとなった。

まず紹介されたのはクッション。家はもちろん、車内に心地良さをプラスしてくれるアイテムだ。レッドorブラック、モノグラム or ロゴ、正方形or長方形という、色・柄・形のパターンがそれぞれ提案された。アンバサダーによってこの中から最終的に採用する1デザインが決定。色・柄・形がどんなものになるのか、発表が待ち遠しい限りだ。

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▲オリジナルクッションの試作品

続いては、財布やスマートフォンを入れて気軽に持ち歩ける巾着型バッグ。黒地にレッドで控えめにプリントされたブランドロゴがアクセント。ストラップの長さや置いたときの安定感を出すため底面を補強しては? という意見も挙がったが、カジュアルながらも品のある佇まいは男女ともに好評のよう。

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▲巾着型バッグの試作品

なおクッション、バッグともに使用されている生地は、ジュリアGTA/GTAmのダッシュボードに採用されている『アルカンターラ』! 「しっとりしていて気持ちがいい」と、手触りの良さは嶋田氏のお墨付き。触れるだけでアルファ ロメオのマシンを想起させる、スペシャルなアイテムにふさわしい素材だ。

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次に紹介されたのは、ドライビングシューズブランド『NEGRONI(ネグローニ)』とコラボレーションした一足。同ブランドの新製品『SPEARHEAD』をベースに、デザイン案はロゴとヒールの色味を変えた全2パターン。部位ごとに素材を変えることで耐久性と履き心地を高めたレザー製で、サイド部に施されたビショーネのロゴ刺繍が、他にない特別感を演出している。

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▲『NEGRONI』コラボ ドライビングシューズの試作品

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また、シューズと併せて使いたいレザー製シューホーンも登場。カラーは、シューズとの組み合わせを考えたレッドとブラックの2色。『NEGRONI(ネグローニ)』とアルファ ロメオのブランドロゴが片面ずつに型押しされたWネーム仕様だ。「手で鞣した革職人の技により履き口に入れやすく耐久性もある」とマーチャンダイジング・スペシャリストの井上氏から製作の背景も語られた。

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▲『NEGRONI』コラボ シューホーンの試作品

これらの試作品を踏まえたアンバサダーからの意見を取り入れ、さらに改良されたものが最終的な“111周年記念グッズ”として展開される予定だ。
その他、これまでにアイデアとして挙がった長傘やグラスマーカー、カレンダーといったアイテムに関しては、通常販売アイテムやノベルティとして今秋以降に順次展開していく方向で進めていくという。なお、食品や車に取り付けるパーツ類、アパレルなど実現が難しかったものもあったが、フレングランスやドライビングミュージックなど長期的な視点で検討を続けているものもあると可能性を覗かせた。今回の『アルファ ロメオ オリジナルグッズ 開発プロジェクト』から生まれたグッズが、これからもあらゆるカタチでアルフィスティのライフスタイルを彩ってくれそうだ。

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ミーティングの締めくくりに、アンバサダー8名とFCAジャパンの面々から今回のプロジェクトについての感想と謝辞が述べられた。参加者の健康に配慮すべく全ミーティングはすべてオンラインでの開催となったが、回を重ねるごとに深まっていくアンバサダー陣の親交が、素晴らしい共創の予感を確信に変えていった。すべての回で進行を務め、ムードメーカーとして参加者のアイデア創出に貢献した嶋田氏は「みなさんと一緒にオンラインイベントを楽しみにしつつ、感染症が落ち着いたタイミングできっとみなさんにお会いできる機会が作れるよう期待したい」と笑みをこぼした。

最後に、FCAジャパンの馬場氏から、アルフィスティへの感謝が述べられた。
「多くの方から参加表明をいただき、みなさんのご協力なしでは出来なかったプロジェクトです。我々としてもみなさんと一緒に創り上げていくこの会はとても実りあるものだと確信していました。結果的に、アルファ ロメオのマシンやクラフトマンシップというものがしっかりと感じられる111周年記念にふさわしいものになったんじゃないかと思っています。今後も『We Love Alfa Romeo』を支えていただけたらと思います。みなさま本当にありがとうございました」

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グッズを製作するという目的もさることながら、新たな出会いにつながるコミュニケーションが難しい状況下においてアルファ ロメオを愛する者同士が共通のテーマで語らえたことはなによりの歓びなのかもしれない。
一連のグッズは、6月24日にYouTube上で開催された111周年記念オンラインイベントにて最終のプロトタイプ版を公開。情熱の遺伝子に魅せられたアルフィスティが集い約半年間にわたる試行錯誤の末に実現した特別なアイテムたち、その発売を楽しみに待とう。

最終プロト組み画像 アルフィスティと“共に創る”111周年のオリジナル記念グッズ、その全貌がいよいよお披露目!

【今回のプロジェクトに参加されたアンバサダーの皆様(五十音順)】

石川直美様(nao_p3)/石塚汐里様(Ojoh159)/片貝智様(kata)/角谷弘樹様(mayukoHD)/小橋史彦様(Fumi)/坂入俊光様(runrunpanda)/高橋勲様(タカデン)/たけだゆか様(ちょら)

ご協力いただき誠にありがとうございました。

Text: 野中美咲(NaNo.works)
Photo: Hisho Hamagami

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