2020.1.27
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アルファ ロメオの魅力を語っていただくオーナーインタビュー企画シリーズ。今回ご紹介するのはステルヴィオ ファーストエディションオーナーの鴛海哲郎さん。家族を第一に考える鴛海さんだからこそ感じるステルヴィオの魅力とは?

鴛海哲郎(おしうみてつろう)さんにとって3台目となるアルファ ロメオはSUVの『Stelvio First Edition(ステルヴィオ ファーストエディション)』だった。初めて買った『145』、海外赴任から帰国後の『159』、1台ドイツ車を挟んで今回のステルヴィオである。ステルヴィオの購入理由はデザインとともに安全運転支援システムが充実しており、そこには家族を思う鴛海さんのやさしさがあった。

DSC_2051-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜

何か尖ったところが個性につながる

中学生時代にクルマに興味を覚え、様々な自動車雑誌を読み漁ったという鴛海さん。社会人になって初めて買ったのが145の新車だった。

3-3-230-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜
▲Alfa Romeo 145(写真協力:FCAジャパン株式会社)

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▲Alfa Romeo 159(写真協力:FCAジャパン株式会社)

「あまり人が乗っていないクルマがいいなと思って選びました。ほかにもいろいろ見たのですが、80点主義のように総合的に優れたクルマではなく、何かひとつ惹かれるもの、例えばエンジンだけは凄く良いけど他は・・・・・・みたいな(笑)。そういうクルマにとても魅力を感じていました」と当時を振り返る。
「実際に試乗したところ、やはりエンジンがとてもよかった。そこが一番のポイントでした。ほかにも色々乗せてもらいましたが、やはりアルファ ロメオかな」と思ったという。どうやら最初からアルファ ロメオに魅せられたようだ。

DSC_1736-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜

鴛海さんはアルファ ロメオの魅力を「ほかのクルマとは違う個性だと思います。ステルヴィオも他のクルマとは違うなという感じがしますね」という。
鴛海さんがいう個性とは、「何か尖ったところがあることです。例えばステルヴィオですとデザインだけではなく、ハンドリング。SUVなのにクイックに曲がるところは他のクルマとは違いますし、そういった他とは違うところが随所にあるのです」と説明する。

DSC_2037-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜

実はステルヴィオの前はドイツメーカーのSUVに乗っていた。奥様が運転すること、そして子供二人を乗せることを踏まえオートマチックのSUVを選択したという。
「SUVは積載性や利便性、ヒップポイントの高さからくる目線の高さが良いですね。たまたま東京で大雪が降って、その時にちょうど山梨の方へドライブに行っていたのです。周りがスタックしている中、4WDですからチェーンを装着すればスイスイと走れました。ですからいざという時のことを考えて次も4WDがいいと思っていました」と話す。

DSC_1835-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜

その後しばらくしてアルファ ロメオがSUVを出すという話が耳に飛び込んできた。さらに日本導入前にヨーロッパへ旅行した際に、実際にステルヴィオを目にする機会もあったという。
「実はディーラーで『ジュリア』も見ていたのですが、やはり家族を乗せることを考えるとSUVのほうが相応しいと考えて、ステルヴィオが入るまで待つことを伝えました。そして、発表されてすぐに予約をしたのです」と鴛海さん。そこまで惹かれたステルヴィオの魅力は何か。

DSC_2026-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜

「見た目に惚れました。他のSUVと少し違い、デザインがまさにアルファでしたね。特に私が好きなのは後ろのリアフェンダー周りです。少し盛り上がっているラインも素敵です」と。
また「ハンドリングも以前のSUVがまるでトラックみたいに感じるほど全く違います。運転してもSUVなのにアルファらしい走行性を感じますね」と大いに満足している様子だ。

旅に最適なステルヴィオ

DSC_1951-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜

鴛海家の休日は100km〜150kmほどのドライブに行くことが多いという。「海よりは山が好きなので、山梨や八ヶ岳方面によく出かけます」。長男で11歳になる理仁君も「お父さんと山梨に遊びに行くのが好き」とご機嫌だ。

DSC_1692-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜

実は鴛海さんと理仁君にはある約束がある。「毎年1回だけ二人で旅行に行くのです。名付けて“男旅”」。今年の夏は理仁君のお勉強があってステルヴィオでのお出かけは叶わなかったが、「幼稚園の頃から行っています。ひとまずはこの子が20歳になるまでは行くぞという約束をしています。ブラックバスを釣りに行ったり、二人でお金をかけないで何かをしに行く旅です。豪華な旅行は絶対にダメ。計画はだいたい私が決めるんですけどね(笑)」

将来ステルヴィオでの男旅は、「やはり自然のある山の方へ行きたいですね。しばらくは勉強があるので中学生になって落ち着いたら立山黒部の方に行ってみたい」と楽しみな様子だ。理仁君も「自然がたくさんあるところに行ってみたい。木登りとかして遊びたい」とコメントしていた。

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そして「そういった旅にSUVは最適です」と鴛海さん。「山や湖に行く時も楽。釣り道具を積み込んでも行けますのでSUVは便利です」と満足そう。普段でもドライブには頻繁に出かける。「先日も修善寺に家族4人で行きました。その時にたまたま止める場所がなかったので旅館の入り口にステルヴィオを止めたのですが、格好良くて思わず写真を撮ってしまいました」。その時に鴛海さんはデザインについて改めてこう感じたという。

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「昔のアルファ ロメオは平面的なデザインでしたので赤のイメージが強かった(実際に145も赤だった)のですが、今のステルヴィオは曲線的で曲面を多く使っているデザインですからメタリック系の方が似合うかなと思っています」とのこと。そこで現在のボディカラーが選ばれた。

ロングドライブでは、「アダプティブクルーズコントロールなども装備されていてとても楽です」と運転支援システムが充実していることを強調。
「今は家族を乗せるので安全なものという発想からクルマを選んでいます。ですからステルヴィオを買う時もエマージェンシーブレーキなどがきちんと装備されているということを条件にしていました。もしついていなかったら、たぶん購入には躊躇したでしょう。一人で乗るなら別に構いませんが、家族や子供などを乗せることを考えるとそこは重要です」とあくまでも家族のことを重視して選択していた。

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自分にとっての個性は“あまり見かけないこと”

最後に鴛海さんに少し意地悪な質問をしてみた。それは、「鴛海さんにとってアルファ ロメオは何ですか」というものだ。
「少し違うかもしれませんが」と前置きしたうえで、「私は会社の同僚から、クルマ好きプラスアルファ好き。しかもアルファのSUVに乗っていることから個性的と思われています(笑)。周りはドイツ車などが圧倒的に多いですから。しかし私にとっては走りやデザインの魅力とともに、あまり見かけないということも重要で、それが自分にとっての個性になっています。私がひねくれているというところもあるかもしれませんが、巨人が嫌いみたいなそんな感じでしょうか。アンチドイツ的な。みんなに人気のあるものは敢えて避けたいところもありますね」とちょっと嬉しそうに語ってくれた。あえて鴛海さんは述べなかったが、その裏には家族とともに安心して乗ることが出来るという安全性があるからこそ、アルファ ロメオの魅力のすべてを積極的に甘受しようということが伺えた。

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子供たちに手がかからなくなったら、「夫婦二人、古い『ジュリア』や『スパイダー』などで出かけるようになるのもいいかもしれないですね」と将来もアルファ ロメオが鴛海家からはなくならないようだ。きっとその時も最新のステルヴィオが鴛海家の一員であるに違いない。「将来この子(理仁君)がこのクルマ貸してといってくるでしょうかね」と鴛海さん。きっとお父さんの血を受け継いだ理仁君は家族思いのアルファ ロメオ好きに育つに違いない。なぜならステルヴィオとともに“男旅”を続ける限り、お父さんからの様々な薫陶を受けるからだ。そして鴛海さんは、理仁君にそっとキーを渡すその時を今から楽しみにしているようだった。

DSC_1849-1200x800 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜“男旅”の相棒にうってつけ〜

今回インタビュー場所に選んだのは『THE GLOBE ANTIQUES(東京都世田谷区)』。ここはアンティーク家具店に併設されているカフェで、鴛海さんが結婚パーティを開催した思い出の場所だ。店内の壁には大きな本棚が置かれ、まるでヨーロッパの古い屋敷にいるような雰囲気だ。

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「奥の階段から二人で降りてきたのを覚えています」と、どんな時も家族のことを一番に思っている鴛海さんならではのインタビュー場所だった。その鴛海さんだからこそ、個性を感じ、かつ家族のことを第一に考えて安全運転支援システムが充実しているステルヴィオを選んだのだろう。

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▼取材にご協力いただいた『THE GLOBE ANTIQUES ザ・グローブ アンティークス』

INFORMATION
THE GLOBE ANTIQUES ザ・グローブ アンティークス

住所 東京都世田谷区池尻2-7-8
TEL 03-5430-3662
営業時間 11:30〜19:30
定休日 水曜定休
URL http://www.globe-antiques.com/

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Text: 内田俊一(Shunichi Uchida)
Photo: 安井宏充(weekend.)

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